2023年最後の教室
定期開催の東京の経営者向け水墨画教室。
今回は、2023年最後の教室となりました。
年末であわただしい時期ですので、より一層今回はゆったりと落ち着いた雰囲気の中での教室を行いました。
日本絵師から学び楽しむ
今回は、今年参加者の皆様に好評だった「伊藤若冲」氏の模写をおこないました。
伊藤若冲氏は、実は結構身近なものを多く描いています。
その中で最たる例の一つが、”にわとり”といっても過言ではないでしょう。
(余談ですが、青物問屋の長男だったので、野菜などの作品も多々残っています。)
ということで、今回の東京限定のテーマとしてにわとりを取り上げさせていただきました。
●注釈●
伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)氏は、1700年代に活躍した江戸時代の日本画の絵師。
(1716年3月1日 – 1800年10月27日)
水墨画も多く残しており、水墨画独特の表現・画法や性質を活かした遊び心のある作風が特徴的。
名画を模写する楽しみ
今回は、年末時間のある方のためだけの気楽な教室ではありましたが、それでも皆さんしっかり集中、そして楽しめていたのではというのが一番の感想です。
参加者の中には若冲氏のファンがいらっしゃったり、そうでなくても、歴史的な絵師の絵はやはり魅力的ですので、教室で知って好感を持っていただいたり、と参加者に積極的に取り組んでいただけたことも大変良かったです。
今回も私の方からガイドラインをご提供させていただきました。ガイドラインはある種、描き方的なものではありますが、私にとっては「解体図」のような意味も持ちます。
今回のような模写だとわかりやすいですが、その作品をどのように描けば求める表現ができるか?を私は逆算・分解して一つ一つお伝えしているからです。
教室では参加者それぞれが、それぞれ頭を使って模写しその中でガイドラインを使って学びながら、自分で”自分の作品”を描き上げていきます。
(自分の作品 とあえて表現しましたのは、たとえガイドラインがあり、かつ模写であっても描き手によってその作品は変わるからです。)
このように文章でお伝えしてしまうと
「大変そう」
「難しそう」
という印象を持たれるかもしれませんが、基本にあるのは、思ったように自由に筆を走らせること
ですので、そんなに大変ではありません。
前向きに取り組むことで、描くこと自体を楽しむことになります。
ただし、楽しんでるからこそ、遊び疲れのように、しっかりエネルギーは使います(笑)
少し話が右往左往してしまいましたが、今回も皆さん描きながら気づき学びを得てらっしゃった様子でした。
以下感想や教室風景を共有いたしますので、興味のある方や参加に悩んでいる方は是非参考にしてみてください。
※現在よりしっかりと取り組みたい方のために、2024年2月より個別教室もスタートいたしました。興味のある方は、こちらよりご確認ください。
教室風景
参加者様の声
※ご案内※
当教室は経営者の方や経営者を目指す方であればどなたでも参加可能です。
興味のある方はこちらからお問い合わせくださいませ。