福岡教室を開催
11月21日に、経営者向け水墨画教室を福岡にて開催いたしました。
東京同様 今回のテーマは「龍」です。
体感と理解深度
やはり参加される方、ひとりひとり取り組み方や情報の拾い方が異なることは、お伝えする側としても大変興味深いです。
そんな中でも逆に共通しているなと私が感じる部分は、(アレンジとはいえ)模写をすると作品を観る目線や教養の深さが変わるという点です。
最も頂く声は、今まで見ていた作品が、描いてみることで、改めてその作品の凄さに触れることができる、というもの。
「そんなのあたりまえだろ」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
言うは易く行うは難し
ではないですが、やはり一度でも筆を使って描いてみるうえで感じる「凄さ」は、筆を握らないで言うそれとは、中身がことなりますし、何より、その人が脳の中で感じ取ることのできる情報量は雲泥の差があるはずです。
また、模写をする際に、
「この部分はどのように描いたのだろうか?」
「どうやったらこんな表現になるのだろうか?」
と様々な思考を巡らせることで、思考の深度を深めることもできます。
苫米地英人氏の思考のトレーニングの一つで、クラシックを聴いてその時演奏されている楽器をそれぞれイメージするというものがあります。
(ここでは深堀はさけますので、、興味のある方は、「聴くだけ!クラシック音楽で脳が目覚める 徳間書店 苫米地英人 」をご参照ください。)
これの絵画版という感じです。
自分で筆を握って描くことで、より脳のイメージが鮮明になります。そういう意味では、人によっては、一つの思考トレーニングともなります。
さらに教室内では、
「この部分はどのように描いたのだろうか?」
「どうやったらこんな表現になるのだろうか?」
と思った際に私に質問が可能ですので、
最終的に「あーなるほど」とすっきりした、茂木健一郎氏がいっていた「アハ体験」に近い刺激も得ることができるのは、少人数クラスならではないかと思います。
(もちろん、アハ体験できなくても思考してる段階で脳のトレーニングです。)
と、今回は、すこし脳にも触れながら所感を書かせていただきました。
※注釈※
念のため捕捉しますと、上記のように考えないといけない。というわけではありません。
あくまで、「このような考え方もありますよ」という選択肢の一つであって、取り組みはみなさまなりの取り組み方でよい、みなさまが感じるままに教室を堪能するでよい、のです。それが当水墨画教室です。
※わたしは脳の専門家ではないですので、脳についてより詳しい情報などについては、専門家や上記に触れました各専門家の本などを読んでみてください。
余談
ちなみに、参加者の方には、関係者に年賀状のようなものをお送りされていらっしゃる方もおり、今回の手書きの作品をスキャンして利用する。
といったお言葉もいただけて、楽しんでかつご自身のビジネスにも活かしていただけているようで大変嬉しい限りです。